
今回、こうしてヨルダンの回想録的な記事を書いていて、何が最も印象に残っているかと思いを巡らすと、やはりあの渓谷や砂漠の情景で、それは聖書と結び付けられたものでした。
そんなこともあり、改めてインディ・ジョーンズを取っ掛かりに、この辺りを少し書いてみたいと思ったのが正直なところです。
聖杯
さて、前回(その1)は、シリーズ第1話の「聖櫃」の方に話が飛んでしまいました。今回(その2)は、そもそも、興味をそそられたシリーズ第3話の「聖杯」に関して書こうかと思い、何かストーリー性のある話でもあるのだろうかと調べてみましたが、これがなかなかありません。

聖杯とは、イエス・キリストが、最後の晩餐で用いたと言われている杯、あるいは十字架にかけられたキリストの血を受けた器、という伝承だけで、聖櫃の様に、旧約聖書の中に出てくる類のものではありません。
最後の晩餐に関しては、レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画が有名ですが、ここに聖杯は描かれていませんし。

ただ、伝説、伝承としても、聖杯の起源は、最後の晩餐や磔刑が行われた、西暦30年頃、場所はエルサレムです。聖杯とヨルダンを直接結びつけるような話が見つかりませので、次はエルサレムに飛んでみたいと思います。
エルサレム
エルサレムが、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地であることは知っていました。しかし、正確な場所がどこなのか、恥ずかしながらこのブログを書くまで地図上で指し示すことができませんでした。
多分、死ぬまでにそこに行く機会は無いと思われ、せめてヨルダン側から見るとどのあたりあったのだろうかと思い地図で確認しました。
するとなんと、宿泊した死海のホテル(クラウンプラザ・ヨルダンデッドシー リゾート&スパ)、その正面に見えていたあの白い陸地が「パレスチナ(ヨルダン川西岸地区)」で、その先に丁度「エルサレム」が位置していたことが判りました。


当時、このことを知っていたら、もっとその陸地の先に思いを巡らしたかも知れませんが、これは後の祭りです。
死海は海抜マイナス430mの場所にある塩湖です。その塩分濃度は約30%と非常に高く、生物はほとんど生息できないため死海と呼ばれているようです。その高い浮力により人が水面に浮く体験ができるほか、豊富なミネラルを含む泥を使った泥パックも人気です。JJ達も勿論体験しました。

写真を見て頂ければわかりますが、死海で泳いでいますと(プカプカと浮いていますと?)、その対岸に白い陸地が見えます。当時もここが、イスラエルかパレスチナかどちらかの国であろうとは思っていましたが・・・・。
浜辺で休みながらも、突発的にミサイルが飛んできたり、空爆がなければ良いけれど と なんとなく不安も感じたり。その程度の想いでしたが、その先が調度エルサレムに位置するとは・・・・
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今回は、聖杯から、エルサレムへと、かなり飛躍した飛び方をしてしまいましたが、それでもこうして、インディ・ジョーンズをネタにヨルダン旅行のブログを書くことで、(その1)では聖櫃が旧約聖書の時代に、(その2)では聖杯が新約聖書の時代に、JJを誘ってくれました。
映画解説者の水野晴郎さんの名文句として「いやぁ~映画って本当にいいもんですね」というセリフがありましたが、「いやぁ~旅って本当にいいもんですね」と言いたくなります。
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P.S. 「インディ・ジョーンズ」と「男はつらいよ」
JJは「インディ・ジョーンズ」シリーズが大好きです。また、全くジャンルが違うかも知れませんが「男はつらいよ」も好きで、何度見た事か。
「インディ・ジョーンズ」は冒険物語、「男はつらいよ」は人情物語というようなジャンルかも知れませんが、いずれも毎回異なる場所を舞台にしたり、訪れたりします。こんな旅物語が付加されている点は共通しているのではないでしょうか。
旅と言う点では、「インディ・ジョーンズ(全5作)」は世界を、「男はつらいよ(全50作)」は日本を舞台にしているという違いもあるかも知れませんが、アニメファンの聖地巡礼の様に、JJも映画で出てきた聖地を訪ねてみたいと思うことは時々あります。ヨルダンは、そんな聖地の一つでした。
余談ですが、「男はつらい」も一度だけ、海外を旅先とした作品がありました。第41作で、オーストリアのウィーン(寅さんは「ウィーンを大分県の湯布院(ユフイン)」と勘違いしていましたが)を主要ロケ地にしたものです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
ではまた。