JJ(爺)の海外個人旅行記

英語力もスマホ術も不安な70歳超えの爺。それでも海外個人旅行は人生を楽しく、豊かにしてくれます。そんな実体験を綴っています。

メキシコ、エジプト、インドネシアのピラミッド(その2)

三か所のピラミッドの比較

前回の記事(その1)で、三か所のピラミッドのイメージ図を、下図の様に示しました。

左から、メキシコ、エジプト、インドネシアです。

大体のイメージは判りますが、建設時期、建設目的等に関して、もう少し詳しく比較したのが下表です。

建設時期や大きさは、三か所とも全く違います。エジプトがやはり古く、大きさ(高さ)も、メキシコの2倍、インドネシアの4倍程度ありやはり圧巻です。紀元前にあれほど精巧で、巨大なピラミッドをどうやって建てたのかいまだかって良く判っていないようですが、確かにそうだと思います。

 

建設目的も、三か所とも違います。ただ、いずれも宗教的(神様、仏様。現世を豊かに、死後も宜しく的)な目的で建設されたという共通性はあるように思われます。

 

特異点としては、メキシコは頂上に神殿があり、ここで生贄の儀式等が行われたのではないでしょうか。頂上に登るための階段がついています。

 

メキシコ:太陽のピラミッド。頂部に登るための階段がある

エジプトは良く知られている様に王墓としての建設目的ですので、内部空間があり、ここに入るための通路があります。

 

インドネシアは仏教遺跡で、下段(4角錐の部分)では、お釈迦様の誕生から成人して悟りを開くまでのストーリーが、これを回りながら登っていくとわかるようになっており、側面には仏像が約430体あります。上部(円形部)には、ストゥーパ(仏像が収められた塔)が約70基あります。したがって、仏像だけでも約500体あります。ちなみに、仏像の数からすれば、三十三間堂には約1000体の仏像があるそうですので、数だけからすると三十三間堂の方が多いことになります(少し横道にそれました・・・)。

インドネシア:ボロブドゥール遺跡の頂上部付近

こんな点が、特異点ではないかと思いますが、それにしても、メキシコ、エジプト、インドネシアのピラミッド。場所的にも時間的にも、遠く離れた文明が、なぜ似たような形状を設計したのでしょうか?

 

ピラミッド形状は四角錐で構造的に安定し、視覚的にも「天に向かう」象徴性を持っていると思います。文明は異なりますが、当時の偉い人々が検討した結果、それぞれの宗教的・政治的目的と照らし合わせた結果、自然とこのような形になったのではないでしょうか。

 

バベルの塔

さて、話が更に逸れてしまい申し訳ありませんが、ここまで書いていて、“高い建造物~天に向かう”と言えば、「バベルの塔」も、そんな感じかなあ~と考えてしまいました。

 

バベルの塔と言えば、ピーテル・ブリューゲル(父)が描いた絵が最も有名です。ピラミッドとバベルの塔の建設目的は違いますが、それでも天高く構築物を造ることで、神との距離を縮めたい、威厳を誇示したい という人間の本性が表れている点は同じような気がします。

ピーテル・ブリューゲル(父)が描いたバベルの塔

ただ、ピラミッドは四角錐なのに対し、バベルの塔(これを描いた絵画)は、いずれも未完成の円錐形(螺旋状構造)をしています。バベルの塔が円錐形を目指したという記録はどこにも無いようですが、仮に頂部まで完成したら、こちらの方が四角錐より、天を貫く力が強いような気もします。四角錐は台地にしっかりと固定されているようなイメージですが、円錐形は大きなロケットのような感じでもあり、天に昇っていくイメージが強くなるような気がします。画家も、そんなことを考えて円錐形としたのかも知れませんね。

 

人はなぜ高い建造物を造りたがるのでしょうか。 そしてその高さに何を託すのでしょうか。現在でも、そんなに高い高層ビルを砂漠の中に建設してどうするの?と思う事もありますし、林立する高層マンションの中でも高層階の方に人気があります。

 

2024年春に訪ねたメキシコのティワカン遺跡から世界のピラミッドへ飛び、その普遍性、特異点等をザっと調べてみました。更に横道にそれてバベルの塔までジャンプしてしまい、申し訳ありません。

 

この度は最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 ではまた。

 

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