JJ(爺)の海外個人旅行記

英語力もスマホ術も不安な70歳超えの爺。それでも海外個人旅行は人生を楽しく、豊かにしてくれます。そんな実体験を綴っています。

メキシコ:テオティワカン遺跡のピラミッド

ピラミッドと言えば「エジプトにある巨大なお墓のこと」と思っていましたが、その定義は「石やレンガでつくられた四角錐の建造物のこと」を言うようで、世界各国にあるようです。

 

メキシコにも沢山のピラミッドがあり、JJは、2024年春にメキシコシティ近くのテオティワカン遺跡に行きました。この遺跡の中だけでも、「太陽のピラミッド」「月のピラミッド」が現存しています。

テオティワカン遺跡

この都市は、紀元前後から栄え、紀元600年頃に突如、衰退し滅亡しました。ただ誰が(どんな民族)が造ったかは、今もってよく分っていない様です。テオティワカンとは、12世紀頃に、この壮大な遺跡を発見したアステカ人が名付けたもので、「テオ(神々)ティ(集う)ワカン(都市)」という意味だそうです。

 

メキシコシティから北東に約60kmの位置にあり、その広さは南北のメイン通り(死者の道)で、約3,300mもあります。各ピラミッドの概略の配置図は下図の通りで、死者の通りの突き当りに「月のピラミッド:高さ約47m、底辺140×150m」が、その途中に「太陽のピラミッド:高さ約65m、底辺222×225m」があります。

 

「太陽のピラミッド」は、20~22階建ての建物に相当する高さですが、図の下側にある「ケツアルコアトルの神殿」付近からみて、道路右側にかすかに見える程度です。「月のピラミッド」は、その先の突き当りにありますが、肉眼ではどこ? という程度の大きさにしか見えず、この都市の大きさがうかがえます。

テオティワカン遺跡の配置図

月のピラミッド側からみた死者の道

ケツアルコアトル

JJ達は、まず「ケツアルコアトル(羽毛の生えた蛇)の神殿」を見学しました。地を這う蛇の神秘性と、空を飛ぶ鳥のイメージを組み合わせたもので、生命や自然の力を象徴しているとのこと。昔の人も創造性豊かですね。この精巧なレプリカが「国立人類学博物館」にあります(下写真)。蛇の口は、人間が一口で飲まれこまれそうな大きさです。

ケツアルコアトル

国立人類学博物館に展示されているケツアルコアトルのレプリカ

月のピラミッド、太陽のピラミッド

その後、「月のピラミッド」「太陽のピラミッド」を見学。

月のピラミッド

太陽のピラミッド

これらの建設目的については、いくつかの説があるようで、㋑宗教的・儀式的な目的 ㋺王墓としての目的 ㋩権力の象徴などです。ただ、建設目的が一つに限定されるものではなく、複数の目的が組み合わさっていた可能性もあるとの事ですが、JJは特に㋑宗教的・儀式的な目的に使われていたのではないかと強く感じました。

 

アステカ文明マヤ文明では、生贄を捧げる行為が重要な役割を果たしていたとされているだけでなく、翌日「国立人類学博物館」を訪ねた際、そこに生贄の心臓をささげるための像(台)が沢山展示されていたからです。なお、この展示物は、テオティワカン遺跡のピラミッドの遺跡から発見されたものでなく、ユカタン半島にあるチェチェン・イツァ遺跡のピラミッド等にあったものです。

 

映画「インディジョーンズ」第二作「魔宮の伝説」は、インドの山奥の宮殿での話ですが、その地下で、邪教の密儀が行われており、呪文を用いて人間の心臓をえぐり出すシーンがありますが、これとよく似た儀式が行われていたという可能性があるのではないでしょうか。

国立人類学博物館に展示されていた生贄を捧げるための像(台)

これら二つのピラミッドに関して、確かにその大きさに感嘆しました。ただ、エジプトのピラミッドの先入観が強すぎるのでしょうか(テレビ等で観た事しかないのですが)、これに比べて、洗練さや緻密さはあまり感じず、全体的に素朴で、粗削り的で、ゆったりとしているような、そんな印象を受けました。それに比べ、使用目的に関しては、ぞくぞくした恐ろしさを強く感じました。

 

昔は、これらのピラミッドに登れたそうですが、現在はできません。出来たとしても、暑いし、足腰の弱さを考えると、登ろうという気になるかどうか甚だ疑問ですが・・・。見学を終えて、すぐに近くのレストランで喉を潤しました。このビールが美味しかったこと。

 

最後まで読んで頂きありがとうございます。

なお、ピラミッドの話は、次回に続きます。

ではまた。