旅程2日目に訪問した黄龍に関しては、(その1)で書きました。(その2)は、旅程3日目以降の九塞溝と蛾眉山での話です。
3日目は、朝から九塞溝を廻り、深夜便(23時発)の飛行機で成都まで帰りました。
4日目は、成都から、自動車、バス、ロープウェイを乗り継いで、峨眉山山頂付近まで移動し、そこに泊まりました。
3日目 九塞溝
下図は(その1)で掲示した図に、チベット高原の様子を加えたものです。黄龍と九寨溝は比較的近いのですが、九塞溝の方が、黄龍よりチベット高原から離れるためか、標高は黄龍の半分程度です。図の()内の数値が標高です。
また、図の下のほうに、これも観光地として有名な蛾眉山と楽山大仏があります。

九塞溝は、その峡谷(全長約7km、幅約4km)が下図の様に、Y字状に分岐しており、澄んだ青い湖、美しい滝、そして緑豊かな森林を有することで有名です。

この独特の景観は、石灰岩が溶けてできたカルスト地形に、氷河の侵食(この影響が大きい)や堆積が加わり、湖や滝が生まれたようです。湖の鮮やかな色合いは、湖底に堆積した鉱物や藻類の影響によるものです。
よく似た地形に、クロアチアの「プリトヴィッツェ湖群」があります(JJは行ったことはありません)。ここもカルスト地形にありますが、こちらは特に石灰華(トラバーチン)による自然のダムということで、九塞溝の様に氷河の浸漬は関係していないようです。
入口から奥までの距離が長く、環境保護のため観光客は専用「グリーンバス」の利用が義務付けられています。

このグリーンバスへ乗車するために、またも長蛇の列です。これも先頭が見えません。前の日は九塞溝近くのホテルに泊まり、当日は比較的朝はやくホテルを出発したつもりですが、この状況でした。
「またか・・・」と思いましたが、待つより他に手がありません。ただ、バスが頻発していたようで、待ち時間は前日のロープウェイ(ゴンドラ)より、短かったと記憶しています。


当日、まず地図の右側の「箭竹海」までバスで登り、そこからY字の分岐店の「諾日朗瀑布」まで歩いて下りました。そこで、今度は左側のバスに乗り換え「長海」まで行き、「五彩地」も見て、ここから「諾日朗瀑布」まで、またバスを利用して下り、そこで昼食をとり、これ以降は出口まで歩きました。
山歩きをしている限りでは、それほど沢山の人がぞろぞろ歩いている訳ではありませんが、バスはいずれも混んでいました。

チベット族 観光村
少し話はそれますが、九塞溝という名前の由来は、この渓谷沿いにチベット族が暮らす小さな集落が9つあったことに由来します。いまもチベット族の人々が住んでいるとのことで、チベット族の観光村も、この中にありました。


今日も多くの人で「やれやれ」と思った3日目でした。
4日目 峨眉山
4日目は、成都から、自動車、バス、ロープウェイを乗り継いで、峨眉山山頂付近まで移動し、そこに泊まりました。
峨眉山は中国の四大仏教名山の一つであり、標高3,100m近くの山頂にある「華蔵寺」に参詣するため、多くの人が山上を目指します。頂上付近は霧が立ち込めることが多く仙境(千人の住む場所)とも呼ばれています。近くにある巨大な楽山大仏と共に、世界遺産に登録されています。

この山に登るための詳しい行程は省略しますが、このロープウェイの乗り場の状況が下記の写真です。霧が立ち込めていますが、人で溢れかえっています。

人の多さにも慣れっこになってきましたが、それでも、やはり「やれやれ」の4日目でした。
中国もインドも人口は約14億人ですが、同時期にインドに行ったときは確かに街中に人は溢れていましたが、有名観光地(例えばタージマハル)でも、それほど混雑しているとは思いませんでした。やはり、一人当たりの所得が、インドに比べ中国の方が遥かに多く、観光等にさける余裕があるのでしょうか。
アルバムに張り付けた写真も、多人数の状況を写したものが多く、今回もこのアルバムから抽出してきました。中国訪問時はこんな点も覚悟して行く必要があるかも知れませんね。
ただ、黄龍や九塞溝が、「棚田のように連なった池や滝、さらに大小の透き通った湖が点在していることで有名」と言えば、日本のどこかにある様な風景を思い描かれるかもしれませんが、やはり決定的な違いは、その規模(広大さ)だと思います。
この大きさは、現地に行って初めて感じられるものではないかと思います。人は多いかも知れませんが、機会があれば是非、訪ねてみて下さいね。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
ではまた